カードワース創作宿「ハロウィン亭」「逢う魔が時亭」「午前3時の娯楽亭」「墓穴の標亭」「星数えの夜会」&いくつかの合同宿の面々の徒然記。
「眩やみ」でした。
まずは本当に素晴らしいシナリオを作ってくださった作者様に最大の感謝を! ありがとうございました。
本当にタイトルがいいですよね……タイトルが……
「くらやみ」の音に「眩」の漢字重ねる発想出てきます!?!?!? 天才のそれ
そんでまた内容もタイトルにめちゃくちゃ合ってるんですよね〜……眩しくて目を細める動作がそれ以上の意味を持ってこんなにマッチするのはあまりに天才のそれ
心情を所作で想像させてくるつくりがたまらなくツボで! 特に好きなのは「服の具合を確かめながら、つまらない嘘をきいている。」ですッッ
一文から得られる(想像できる)情報量が多い。ありがとうございます(?
セリフの間の取り方もいいですよね〜!
たぶん皆さんのそれぞれのパーティにシナリオに合うPCたちがいて、そのPCたちも眩さに目を細めてきたのだと思います。
ご覧いただいたとおり星数えの夜会では黒曜とタンジェが本当にぴったりな人選でェ……! 闇の黒曜と光のタンジェが合わさり最強に見える(1ヶ月ぶり2回目)
読み物シナリオということで、今回もコミカライズしてみました。文章だけだとどうやってもよそさまがやったときとの差異が出ないだろう、どうせリプレイを書くなら「私」が「黒曜とタンジェ」でこのシナリオをやる甲斐がほしいな、と思ったからです。
いや、分かってはいます、この……圧倒的な実力・描写力不足ッッ! 実際のシナリオはこれよりはるかに素晴らしいです! 親父さん描けないからって娘さんに逃げたりしてますし! 私の描ける描写に限界があるために省略や改変も多々あります!
しかし本気で……描きました! やりました! これが今の私が描ける全力です!
読んでいただいた皆様にも深い感謝を! 素晴らしい機会をありがとうございました!
★
ここからはいつも通り、主に宿PCとシナリオの嚙み合わせのよさについて語っています。
うわあ! 急に黒タンを語るな! という感じですので、興味がなければ読み飛ばしてください。笑
創作小説「おやすみヴェルヴェルント」において、タンジェを見て黒曜が目を細めることがたまにあり、これは「タンジェの言動が好ましいことに対する好意的な所作」「まばたきで愛情を伝える猫のアイコンタクト」といった意味合いのものです。
眩やみにおける「目を細める」動作が、意味合いの多少の差違はあれど、あまりに黒曜のタンジェに対する所作として再現度(?)が高く……!
タンジェが光にいて、太陽の下で黒曜を待つ限り、黒曜は一緒に光の、太陽の下にいられるんですよね。たとえ黒曜が昏く深い絶望と虚無のふちにあっても、タンジェの隣に戻ってきたとき、そこは陽だまりであって――黒曜のいる場所が"裏社会"だとするなら――"表"の世界である。黒曜にとって遠く手の届かない場所にあるはずの平凡な"日常"が、手の届くタンジェのところにあって、黒曜はいつだってそこに帰ってくることができるのです。タンジェがいつでも帰りを待っているから。
タンジェ自身は復讐を志す男です。本来なら闇に堕ちてもおかしくない存在です。でも、その成長過程でたくさんの愛に育まれたタンジェの善性は、決して彼自身を闇に追いやることはないのです。
そのタンジェの善性、眩いばかりの光、黒曜を日常に引き戻してくれること、全部をきっと黒曜は愛しく思っています。タンジェの眩さに目を細め、それが好意的な、愛情表現と重なるのですから。
なんかポエムみてえになったな……要するに、黒曜は後ろ暗い仕事をしてきても、タンジェに会うたび光の下の日常に戻ってこれるし、そのことをタンジェとひっくるめて愛しているということです!
それからこの「眩やみ」における黒曜の、日常生活がぞんざいで投げやりな様子(黒曜においてはおそらく虚無的で物事に関心が薄いことに由来するもの)と、タンジェの世話焼きぶりがまた輝いてるんですよ!
服に対する無頓着さ、脱ぎっぱなしで寝る雑さ、あまり自分自身を大切にしている・自身に気を遣っている様子がない言動……全部かなり"黒曜っぽい"んですよね〜!!
タンジェの世話焼き加減も絶妙で、入り込みすぎず、かといって放っておくことはせず、「お前の事情に深入りはしないが、心配だからやれることは(勝手に)やらせてもらうぜ」みたいなスタンス……たまんねぇ〜!! 最高〜!!
★
お目汚しを失礼しました。
みんな大好き、闇と光が合わさり最強に見えるシナリオです。この関係性嫌いなオタクいる〜!?(クソデカ主語)
短編読み物シナリオで、空き時間にサクッとプレイしやすいのも魅力! 未プレイの方はぜひ! 既プレイの方も再プレイしてはいかがでしょうか!
重ねて、シナリオ作者様とここまで読んでくださった方に多大な感謝を!
ありがとうございました!
ただいまコメントを受けつけておりません。